葛西臨海水族園(水族"館"じゃないよ)通称「かさりん」。
葛西臨海公園の中にそびえ立つガラスドームの存在感がすごい、今年で30周年を迎えた水生生物の展示・飼育施設。めでてぇ。
ででん(2019年4月)
で、去年からちょこちょこ通ってるかさりんなんだけど、10月某日に初めてガイドツアーなるものに参加した。平日と休日で内容が違うらしいが、今回はクロマグロ水槽の裏側に案内された(いつもこの内容なのかな?)。
クロマグロ水槽はかさりんの目玉展示であり、ドーナツ型水槽アクアシアターの一角でクロマグロの群れが遊泳している様子を観察できる。
ぶれぶれ(2019年7月)
去年の東京動物園友の会の日にて(2018年9月)
視界不良による衝突防止のため、夕方からはガラス前に泡を噴出させる。
そんなクロマグロ水槽について今回、スタッフの解説を聴きながら、水槽の上からクロマグロを観察するという機会を得た。ガイドツアー中は撮影NGだったので、その時の写真は一枚も残っていないのよ、ごめんなさいね。
そこで見たこと聞いたことをまとめると、
- 普段は水槽の上にあるライトを点け、クロマグロをより観察しやすいようにしている。クロマグロは光に敏感で、急に消灯したりするとびっくりしてガラスに衝突する恐れがあるため、徐々に明るさを変える。
- 水槽横から見るとクロマグロの体は光って見えるが、上からだと体の色が周りと同化し、姿がはっきりと見えない。他の魚にもみられる特徴であり、体の色の仕組みを確認できた。
- 人間の大人と同じくらいの図体をしながら、クロマグロのたまごの大きさは1ミリ程度。生まれたばかりの稚魚でも3ミリ程度の大きさであるが、1年で60センチほどまで成長する。
- 水槽内に居る一番大きなクロマグロでも5歳くらい。
- アジ、イカなどを与えている
- 水槽内は約2,200トンの水で満たされており、何台もの(10台だったかな?)巨大なろ過装置で水を循環させている。
なるふぉどーと思いながら聞いていたら、スタッフさんがとある動画を見せてくれた。中身はクロマグロの産卵の瞬間を撮影した動画であり、撮影の成功例がとても少ないため、貴重な映像だという。ちなみにその動画は、かさりんのYouTube公式チャンネルから誰でも見ることができる(このとき公式チャンネルがあることを初めて知った)。
泳ぎながらまき散らしている白い粒々がたまご。圧巻。
その後はエサの加工場を見学し、飼育展示している生物に与えるエサを見せていただいた。ゴカイを初めて見たので、うねうねしているのが面白かった。ドン引きしてる参加者もいたのはしゃーない。
そんな感じで約45分間のガイドツアーは終了。
こういう水生生物を飼育している場所って、普段は綺麗な展示を見る機会しかないけど、バックヤードに回るとまー機械だらけで。工場みたいで表側との差がすごい。バックヤードは結構暑いんですよー、と裏側ならではの話も。
スタッフたちの努力と工夫があってこそ、私たちは生き生きとした生物たちを観察することができるんだなーと、改めて感じることのできたツアーだった。
おまけ:かさりんめし
おやつはまぐろカツカレー🐟🍛#葛西臨海水族園 pic.twitter.com/VoK5SbiBRT
— のぞむ☕ (@Nozoomki) 2019年7月27日
まぐろカツスパゲッティ+おやつ#葛西臨海水族園 pic.twitter.com/XNeRogde6v
— のぞむ☕ (@Nozoomki) 2019年10月5日
まぐろカツおいしい。くらげ水まんじゅうも好き。