四国ふらふら動物園遠征(後編)
前回までのあらすじ
四国水族館オープンに合わせて遠征を決めたが、直前になって諸般の事情により延期となり途方に暮れていたところ、神からのお告げにより遠征は決行。予定になかった場所やそもそも四国じゃない場所に行ったりと事前の行動計画は破綻しまくり。香川県まじでうどん屋しかねえなぁ。
4日間の四国遠征で、前回記事では2日目までの行動を書いた。ということで早速続きをば。
3日目
前日に愛媛は松山まで移動したのでここからスタート。ちなみに最寄りは松山市駅。路面電車初めて見たよ、路面電車でいいのかなあれ。
この日の予定はとべ動物園一か所だけ。松山市駅からバスで20~30分くらいだったかな、便も30分に1本と田舎暮らしの長い自分にとってはすごく良心的な本数。
最寄りのバス停からは少し離れているが、道中にはいくつか動物の足跡がプリントされており、それを辿って行った先で誰の足跡なのかを知ることができる。少年少女たちはそれらを楽しみ、自分はそれに行く手を阻まれる。
10時ちょっと前に来たら結構人がいた
早速園内を散策すると…
野生のアオサギ…
以前天王寺動物園行ったときもそうだったけど、西日本アオサギ多くない?気のせい?
野鳥観察はこれくらいにしておいて…
ホッキョクグマのおケツ。
くまくまスタンプ
展示場に居るのはピースという名前のホッキョクグマで、とべ動物園の象徴的な存在。生まれてからすぐ人の手で育てられた個体で、昨年20歳の誕生日を迎えた。県民ならみんな知ってるホッキョクグマらしい、、、地元を思い出すなぁ…
獣舎裏の屋内展示場にはビントロングが。
この時初対面だったので動いているところを見たかったが、結局この日はずっと寝ていた。夜行性だからね。
ちなみに2月の時点でビントロングの赤ちゃんが誕生し、まだ展示場デビューしていないが元気に育ってるとのこと。今後が楽しみですね
輪っかの模様に点々が入っているのがジャガー
名前は卯月佐助(うづきさすけ)という天王寺動物園生まれの子で、日本平動物園にいる卯月小助(うづきこすけ)とは双子の兄弟。通りで名前に見覚えがあると思ったら…
もっちり
サーバルキャットのティアちゃん
この日は展示場に居なかったが、とべ動物園にはユカちゃんという名前のサーバルがいる。苗字は尾崎ではない。
美しいものにはなんとやら。
良い表情だ…
パプアヒクイドリ
東武動物公園等で飼育されている一般的なヒクイドリとは、首元の赤いひだで見分けが付けられる。ちなみに隣のスペースに普通のヒクイドリもいた。来た際は見た目を比較してみよう。
鳴き声も違うらしいが、そもそもヒクイドリの鳴き声聞いたことある人はどれだけいるのだろうか…。
敷地内の一角から。
とても落ち着いた雰囲気で過ごしやすい動物園でした。帰り際にはピースの周りに人だかりができており、愛されてるんだなぁとしみじみ思いました。
撤退後は次の移動まで時間があったので、松山市駅周辺を散策。蛇口から出るみかんジュースやらミュージアムやらを周った後、次の目的地は高知まで移動した。とても居心地の良い街だったので、また来たいねぇ。
4日目
高知!
Twitterアカウントがすごいことで有名?な桂浜水族館に行ったぞ!
高知駅前からバスで30~40分くらい移動し、桂浜に到着。
目の前に広がる広大な海と正反対の方向に水族館がある。
営業してるのに人が全くいないことを自虐してるイメージが強かったがために、この日はそれなりに人がいてTwitterとのギャップを感じた。。。まあ賑わっているのは良いことですよ。
草
館内には至るところにおとどちゃん(桂浜水族館のマスコットキャラクター)が。たまに出勤してるらしい。
展示は至ってまじめ
楽しい
個人的にめちゃくちゃ好きだったのが、魚の解説。大抵の水族館は生息地とか生態とかを解説パネルに書いているが、桂浜水族館ではほとんどの水槽に「食べられるのか、食べると美味しいのか」といった「食」に関する解説が書かれている。
自分もそうだけど、水族館で魚を見ると「美味しそう」って思う人結構居るんじゃないんですかね。大抵の場合はそこで終わるけど、解説に食べ方とか書かれてたらそりゃ足止めて読んじゃいますね。読んじゃいましたね。お魚食べたくなった。
海獣エリア
おとどちゃんのモチーフであるトド(で、合ってる?)
鳴き声がとても迫力ある。
私は君たちの仲間を刺身で食べたことがあります。
ごちそうさまでした。
愛
最終課金場(売店)で出会ったおっさん
二人残っていたので片方を外の世界に連れ出した。
小さな水族館の中には、来館者を楽しませるたくさんの工夫や愛が詰まっていた。ペットボトルを再利用したろ過装置なんかも、できることからコツコツとやっていく姿勢は見習いたいですね。やっぱり人、たくさん来てるじゃないですか。
正午、桂浜を後に高知駅に向かい、そのままのいち駅へ。
遠征最後の目的地は、のいち動物公園。のいち駅から30分ほど歩いた先の高台にあり、家族連れが多くとても賑わっていた。
ここでは3種類のカワウソを飼育している。
ユーラシアカワウソ
ツメナシカワウソ
ツメナシカワウソは国内だと、のいちと仙台うみの杜水族館、伊勢シーパラダイスの3か所でしか見ることができない。3種類とも展示スペースが近いので、それぞれ比較してみるのもいいかも。
ハイエナがかわいいだけ
動かない鳥とはなんだったのかというくらい、この日は活発だった。まあそういう日もあるさ。
閉園間際
ゆっくりと自室に戻り、
食を嗜む。
かわいいですね
のいちを後にし、これにて4日間の四国遠征は終了。
初めて四国に降り立って、見知らぬ土地を移動して、たくさんの動物や美味しいものに出会えて、楽しかった。世間は暗いニュースばかりで自粛モードが漂う中、四国水族館もオープン延期になったけど、思い切って遠征決行してよかったと思いました。四国の鉄道は思ったほど利便性が良くないこともわかりました。ICカード使えないとか無人駅とか、まるで秋田じゃん。
イベントの中止や一部施設の閉館をしつつも、人々を迎え入れてくれる園館さんたちに改めて感謝したい。こんな世の中でも「楽しい」が見つかる数少ない場所なので、何度でも足を運びたいし、いくらでも課金したい(いくらでも課金したい(いくらでも課金したい))。
四国水族館オープンしたらどうしようかね。松山から福山まで高速バスが走ってるみたいなので、広島→愛媛→香川みたいな流れがいいかも。
世の中が落ち着いたら行きませう。
おわり
おまけ飯
とべ動物園のレストラン
朝食べてなかったのでがっつりめ。じゃこ天美味~
高知駅近くの居酒屋
清水サバの刺身をいただく。サバを刺身で食べるのは初で、噛み応えのあるしっかりとした身が非常に美味であった。
のいち動物公園レストラン
しらすたっぷりで激うま~
遠征最後は炙り清水サバ寿司
見た目にインパクトがありすぎる。美味しいが一人で食べるものではなかった
大変美味しゅうございました!